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こんにちは、ハルショーです。
『守破離』という言葉があります。
もともとは、茶道や武道などの師弟関係に使われていた言葉ですが、最近はビジネス関連の本などにも良く取り上げられています。
僕自身もビジネスの世界では、師に当たる存在のメンターがいます。
そして、そのメンターとの関係も『守破離』を念頭に置きながら、多くを学ばせていただいているのです。
そこで今回は、成長するための『守破離』の考え方についてお話をします。
『守・破・離』の考え方
僕が尊敬する経営者の一人に、京セラ・KDDI創業者の稲盛和夫さんがいます。
以前、『守破離』についてこんなお話をしていました。
上達への近道は「守破離」の「守:素直な心で師の教えを忠実に守ること」でした。貴方の尊敬する人(人生の師、仕事上の師)は誰ですか?
「素直な心」とは、自分自身いたならさを認め、そこから努力するという謙虚な姿勢のことです。(中略)
本当に伸びる人は、「素直な心」をもって人の意見をよく聞き、常に反省し自分自身を見つめることの出来る人です。
そうした「素直な心」でいると、その人の周辺にはやなり同じような心根をもった人が集まってきて、物事がうまく運んでいくものです。
自分にとって耳の痛い言葉こそ、本当は自分を伸ばしてくれるものであると受け止める謙虚な姿勢が必要です。
この言葉を聞くと、成長するためには『素直な心』が必要なんだと考えさせられます。
成長するために最も大切な基本姿勢
まずは基本姿勢である『守破離』。
物事を学ぶときの姿勢として昔から受け継がれている言葉です。
この姿勢は成長するために最も大切な基本姿勢です。
守:師(メンター)に言われたこと、師の形を『守る』こと。
破:師の形を極めた後に、他の形にも挑戦すること。そして自分に合う形を作りながら、師の形を『破る』こと。
離:独自の形で一流を作っていくこと。師の形、自分の形についてよく理解しているため、型から『離れる』こと。
破:師の形を極めた後に、他の形にも挑戦すること。そして自分に合う形を作りながら、師の形を『破る』こと。
離:独自の形で一流を作っていくこと。師の形、自分の形についてよく理解しているため、型から『離れる』こと。
輸入ビジネスにおける守破離
それでは、輸入ビジネスにおける守破離とはどのようなものか考えてみたいと思います。
守:一番基本的な方法でまずは稼ぐ。月収0~10万円のライン。
破:得意なことを活かすためのリサーチをしたり、外注化して効率良く稼ぐ。月収10~50万円のライン。
離:販売するプラットフォームや並行して行なうビジネスなど、一つのビジネスモデルから離れ、様々な挑戦を始める時期。50万円~のライン。
破:得意なことを活かすためのリサーチをしたり、外注化して効率良く稼ぐ。月収10~50万円のライン。
離:販売するプラットフォームや並行して行なうビジネスなど、一つのビジネスモデルから離れ、様々な挑戦を始める時期。50万円~のライン。
このように、基本的には誰しもが順を追って、ビジネスを成長させている傾向にあります。
ここで面白いと感じるのが、上記の『守・破・離』の流れだと、一番簡単そうなのが『守』です。
そして、下に行くほど難しくなってきます。
ですが、一番多くの人が躓くのが『守』の部分なのです。
基本的にはある程度テンプレート化された作業を黙々と行なうことができれば成果がでるにも関わらず、それがなかなかできないのです。
逆に、『守』の部分をクリアすると、『破』とか『離』の部分まで到達する人の割合は結構多いです。
なので、僕はなにより『守』を大切にしています。コンサルの場合もです。
実際 0 ⇒ 1 にするのが何より難しく、1になってしまえばあとは自然と伸びていくことが多いです。
ですから、特にこれから何かを始める人、今始めたばかりの人、始めたけど苦労している人。
このような状況にある人は、この『守』という概念を考えてみると良いかもしれません。
今目の前にあるものをクリアしていくことでもっと可能性があるステージに進むことができる。
そして、その『守』のステージは難しいことをしなくても、正しい作業を行なっていれば必ずクリアできる。
こう考えることで、『守』を基本として新たなステージへと進むことができ、自分自身への成長へと繋がります。
以上が、成長するための『守破離』の考え方についてのお話になります。