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こんにちは、ハルショーです。
輸入ビジネスといってもその仕入先はさまざまで、
●米輸入(アメリカ)
●欧州輸入(ヨーロッパ)
●中国輸入(中国)
などがありますが、おそらく多くの方は『米輸入』だけというのが多いのではないかと思います。
その点、『欧州輸入』に参入している人は結構少ないです。
そこで今回は、ヨーロッパ輸入のメリットデメリットについてお話をします。
輸入先は世界各国
輸入ビジネスというのは、
『海外の商品を代行して購入することで発生した利ざやで成り立つ』
ビジネスです。
なので、仕入れ先がアメリカだけである必要はなく、日本以外から仕入れればどの国から仕入れても、それは輸入ビジネスとなるわけです。
輸入ビジネスで主な仕入先としては『アメリカ輸入』『中国輸入』がありますが、それはその国での市場規模が大きいからそうなっているためで、ヨーロッパも十分魅力的な市場だと言えます。
僕自身の話になりますが、以前は全体の仕入れの3割程をヨーロッパから賄っていました。
そのほとんどがヨーロッパ各国のAmazonからの仕入れで、当時は競合が少なかったので、かなり稼ぐことができたのを覚えています。
今では、当時に比べるとヨーロッパ仕入れをしている人が増えている傾向にあるので、昔ほどの市場ではなくなってきています。
ただそれでも十分に稼げる市場であることは間違いないです。
(これだけアメリカ輸入をしている人がいても、稼ぐことができるわけなので)
慣れてくると、いろいろな仕入れ方法はありますが、まずはヨーロッパ各国のAmazonから仕入れをしてみるのが良いと思います。
ヨーロッパ仕入れの強い味方『TAKEWARI』
ヨーロッパ仕入れにおいて、一番便利なツールが、
TAKEWARI
です。
このツールは、日本のAmazonのASINを入力することで、世界各国のAmazonでの価格差を割り出してくれるツールです。
ASINは「Amazon Standard Identification Number」の略で、Amazonグループが取り扱う、書籍以外の商品を識別する10けたの番号です。CD、DVD、ビデオ、ソフトウェア、ゲームなど、書籍以外の商品の詳細ページに記載されています。
具体的には、アメリカ・イギリス・ドイツ・イタリア・スペイン・フランス・カナダにおいてのAmazonの価格差を表示してくれます。
リサーチ方法も簡単で、AmazonでコピーしたASINをトップページの検索窓に貼り付けして検索するだけです。
すると、このように検索結果を一覧で表示してくれます。
後は一番安い国のAmazonからチェックをしていくだけです。
基本的にヨーロッパ仕入れにおいては転送業者を使わないので、日本へ直接発送をしてくれるセラーでないと仕入れができないので、そこも含めて確認をするようになります。
VAT(消費税)について
日本でいう消費税のことを海外では VAT(Value Added Tax)と呼びます。
そしてこのVATは日本の消費税と少し違いがあります。
それは、『商品によって税率が異なる』という付加価値税だということです。
ヨーロッパではこのVATを採用しており、国内の買い物ではあらゆる商品にVATが課税されます。
ですが、このVATは国内取引の際にのみ適応されるので、国外に輸出する際には「消費地課税の原則」と言って、
『輸出される商品の原価は、税抜きの原価でなければならない』
という決まりがあるので、非課税となります。
そして、この税率はEU諸国の中でも各国に違いがあり、非課税になる割合も当然違いがあります。
なので、欧州Amazonで買い物をする際には、表示されている価格と、カートに入れて決済をするときの価格に差異があることが多いのです。
表示されている価格よりも、カートに入れたときの価格の方が安くなるというわけです。
そのため、その分も考慮して計算をする必要があり、もちろん送料もあるので、必ず計算をするときには決済の直前までいくようにしてください。
ヨーロッパ仕入れで稼ぐことは可能か?
ここまでのヨーロッパ仕入れの流れを見ていただければ分かると思いますが、はっきり言ってこの仕入れ方法は誰にでもできます。
やり方がわからないからやっていない人が多いだけで、今後、ヨーロッパ仕入れに参入してくる人は確実に増えてきます。
簡単だからと安易な気持ちでたくさん仕入れをしていると、痛い目に遭う可能性は大いにありますので、注意が必要です。
ただ、冒頭でも書きましたが、だからと言って稼げないわけではなく、もっと競合の多いアメリカ仕入れでも未だに稼げるように、しっかりとリサーチができていれば、十分に利益を出すことはできます。
●ツールでリサーチをして上で直接取引をする
●金額を細かくチェックして値上がりしたときに売る
●仕入れの量を増やして送料を安く抑える
少しの工夫を加えるだけで、一気に稼げる市場になります。
結局は、どの国から仕入れるとかは関係なく、リサーチの基本は同じということです。
以上が、ヨーロッパ輸入のメリットデメリットについてのお話になります。