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color_bubblesこんにちは、ハルショーです。
 

今回はブランディングについての基本的な知識や考え方、ブランディングの作り方や高め方について説明をしていきます。


ブランディングとは?


あなたはブランドと聞いたときにどのようなものを思い浮かべるでしょうか?
 

ルイヴィトンやエルメス、ロレックスなど“もの”としてイメージの強い名前であったり、トヨタやパナソニック、アップルといった「組織」としての名前を思うかもしれません。
 

これらの一般的に考えられるブランドは、実際に存在しているものになりますが、マーケティング上、ブランディングが出来ていると言われる場合のブランドは、実際に明確に存在するものではなく、お客さんの頭の中のイメージが非常に重要になってきます。
 

どういうことかというと、
 

ある人の頭の中ではブランドとしてイメージが出来上がっていても、ある人にとってはブランドとしてイメージされていない場合があるということです。
 

ブランドとは、お客さんの頭の中で構築された価値の集合体のイメージと言うことができます。
 


例えば、あなたには大ファンのアーティストAがいるとします。


あなたはAのことが大好きでグッズやAに関する情報はかなり持っています。


ここでブランドのことを考えると、あなたがAのファンになった時点で、あなたにとってAはブランド化されたと言えます。


しかしここで、あなたがAのことを、まったく知らない友達に紹介して、友達がAのファン(ブランド)になるかと言えばそれはわかりません。


「私には何が良いのかわからない」と言われる可能性もあります・
 


このようにブランドとは、極めて主観的相対的なものです。
 

ブランディングとはお客さんにブランドとしての価値を認識してもらう、ブランドイメージを作るための活動と言えます。
 


また、ブランディングをすることの効果としては


・差別化
(あなたが唯一無二の存在として確立します)

・売込みが不要
(相手からお願いがされる存在になります)

・繋がりが深いコミュニティの構築
(自分のブランドに見合った人だけが集まることで、コミュニティの意識が高くなります)

・心の支え
(時には不安になること、自分を信じることが出来ない時でも、ブランドが確立されていることで、それを信じて前に進むことが出来ます)


このようなものがあります。


ブランディングの作り方


ここまでネットビジネスをしていく上でいかにブランディングが必要になるかをお話してきました。
 

では、ここからはブランディングはどのようにして作ればいいのかをお話していきます。
 

まず、ブランディングを構築していくためには3つの要素を高める必要があります。
 

それが下記3つです。

・機能的価値
・感情的価値
・自己表現的価値


それでは一つ一つ詳しく見ていきましょう。


機能的価値


機能的価値とは、製品やサービスの機能や性能が持つ基本的な価値のことを言います。


ネットビジネスであれば、そのコンテンツが読者の役に立ち読者が求めている情報を提供しているのであれば、機能的価値の高いコンテンツと言えます。
 

機能的価値が高い想像、予想よりも商品やサービスで価値を感じるもの

機能的価値が低い実用性が無く、学びや感動の無い商品やサービス
 

このようなことが言えると思います。


先ほどもお話しましたが、ネットビジネスで機能的価値を高める部分はコンテンツです。
 

メルマガやブログでコンテンツの役割は、ブランディングを形成するためだからです。


そしてブランディングを形成するためには、圧倒的な機能的価値を高める必要があります。つまり、圧倒的なコンテンツの質と量です。
 

では、どのようにして機能的価値(コンテンツ)を高めるのかを見ていきましょう。


機能的価値の高め方


機能的価値は製品であれば機能・性能などのスペック、サービスであれば質と量を高めていくことが大事です。
 

ネットビジネスの場合は、圧倒的な質と量のコンテンツはもちろんのこと、実績面での圧倒性を出すことで機能的価値は高まります。
 

ブランディングを形成するためには、機能的価値を高めることがまずは一番大切です。
 

しかし、機能的価値を高めただけでは、ブランディングをしていくのに必ず限界がやってきます。
 

機能的価値だけでは他者との差別化が難しいためです。
 

そこで必要になるのが感情的価値になります。


感情的価値


感情的価値とは、感情面に訴えかける価値のことを言います。
 


例えば、洋服を買うときのことを思い浮かべてほしいのですが、寒いから、暑いからといって機能的価値だけを考えて購入はしないと思います。
 

機能的価値は考慮した上で、デザイン性や自分に合う合わない、または感情的に好きか嫌いかで購入するかどうか決めるのです。
 

ここで重要なことは、たとえ、機能的価値やデザインが優れていたとしても、感情的に嫌いなものは決して購入しないと言うことです。
 

反対もありで、機能的価値やデザインはイマイチだけど、感情的に好きだから購入するということは往々にしてあります。
 

この観点こそが感情的価値の部分になります。
 

ネットビジネスにおいても、感情的価値を取り入れることが必要です。
 

それは、人が何かを決めるとき、感情によって決めることが多いためです。
 

では、どのようにして感情的価値を高めるのかを見ていきましょう。


感情的価値の高め方


感情的価値を高めるための4つの方法です。

1.ストーリー
2.コンテンツの発信の方法
3.作成頻度
4.接触
 

それでは1つ1つ見ていきます。
 

1.ストーリー
コンテンツにストーリーを取り入れることで、感情的価値は基本的に高まりやすくなります。
 

たとえ、決まりきった典型的なストーリーだとしても、そこに物語があることで感動し、自然と心が揺さぶられるものです。


見慣れたストーリーだとしても感情的価値は高めることは可能です。
 

ただ、同じストーリーだとしても、見せ方によってはさらに感動するものであったり、面白いものになってくるので、書き手としては、いかに読者の感情を動かすことが出来るかを考えてコンテンツの作成をしていく必要があります。
 

読者に「楽しい」とか「感動した」と感じさせれば、それは感情的価値を提供をできたことになります。
 

2.コンテンツの発信の方法
感情的価値を高めやすい発信の方法の順序は、文章<音声<動画だと言われています。
 

動画はスライドのものよりも、顔出しの方が効果は高いです。
 

しかし、感情的価値の高い発信の方法ばかりを多様するのはやめましょう。
 

確かに動画を使うことで効果はありますが、大事なのは何事もバランスです。
 

動画で感情的価値が高まる人もいれば、文章で高まる人もいます。
 

読者が自分に合った方法で情報を受け取ることが出来るようにすることも心がけていきましょう。
 

3.作成頻度
情報発信によって情報を届けていくことで、繰り返し接触する頻度を増やしていくことが、自然と感情的価値を高めることに繋がります。
 

ここで1つ注意が必要ですが、感情的価値を高めたいからと言って、価値を提供できないコンテンツを作成するのはやめましょう。
 

機能的価値があっての感情的価値です。


この順番を忘れないでください。
 

つまり、機能的価値が高いのは前提条件であって、さらに価値を高めるために感情的価値があるのです。
 

4.接触
接触とは、メールや音声、動画から実際に関わっていくことを指します。


会うのが難しくても、音声でのやり取りであれば、どこででも出来ますし、一対一という形で話が出来るので感情的価値は高まります。
 

また、音声以上に感情的価値が高まるのが、実際に会うことです。
 

ただし、実際に会ってイメージが良くない方向に転ばないようにするためにも、情報発信で自分とかけ離れた自分を作ることはやめましょう。
 

ブランディングの関係もあるので、自分に合った情報発信のバランスが必要になります。
 


いかがでしたでしょうか?
 

以上がブランディングにおける、機能的価値と感情的価値になります。
 

このことはしっかりと理解をして、ネットビジネスで使えるようにしていってください。