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こんにちは、ハルショーです。
輸入をしていると、「PL保険」という言葉を一度は聞いたことがあると思います。
そもそもは商品の製造者に加入が義務付けられている保険なのですが、輸入ビジネスをしている僕たちも理解をしておかなければなりません。
そこで今回は、輸入におけるPL保険の理解やその必要性についてお話をします。
PL保険とは
PL保険 = 生産物賠償責任保険
その名の通り、
『自身が製造したモノで、お客様等に損害を与えてしまった場合の賠償責任をカバーしてくれる保険』
という意味の保険になります。
例えば、
●飲食店で提供した食べ物で食中毒を起こしてしまった
●製造した電化製品にトラブルがあり、それが原因での火災が発生した
●排水管の工事が不十分で水漏れが起きてしまった
●販売した自転車の故障で怪我をしてしまった
●製造した電化製品にトラブルがあり、それが原因での火災が発生した
●排水管の工事が不十分で水漏れが起きてしまった
●販売した自転車の故障で怪我をしてしまった
など、提供した商品によって購入者が被害を被った場合、この保険が適応されます。
特に、人命に関わるような事故などは損害額が大きくなりますから、保険に入っていないと相当なダメージとなります。
また、大事なポイントとして、PL法で定められている損害請求のルールですが、
PL法では、
『販売者、商品に過失がなくても損害請求は認められる』
と定義しています。
つまり、どんなに完璧な商品を製造販売しても、顧客が使い方のミスなどでおきた損害も製造者が補填をする義務があるということがありえるわけです。
この定義があるので、PL保険には製造または販売者であれば入るべきものと位置付けられています。
輸入ビジネスにPL保険は必要か?
では、輸入ビジネスにおいてPL保険は必要になるのでしょうか?
先ほどの説明では、損害賠償を払う義務があるのはあくまでも『製造者』でした。
そして輸入ビジネスの場合、輸入者はその商品を自分で製造しているわけではなく、あくまで流通をさせているわけです。
しかし、PL法では、
『輸入業者は製造者と近い義務を持つ』
とも定義しています。
お客様の立場から考えてみれば、仮に何らかの被害を被った際に海外の製造者に損害賠償を求めるのは非常に難しいです。
すると必然的に輸入元が損害賠償を払う義務があるわけです。
なので、輸入をしている以上はPL保険に入ることは必要だと思います。
取引量が少ないうちはまだいいですが、取引量が増えてたくさんの種類の商品を扱うようになった際にはぜひ、PL保険への加入を検討してみてください。
PL保険への加入方法
ここではPL保険へはどのような流れで加入出来るのかについてお話していきます。
PL保険は、加入する方法や取引額によっても保険料は大きく変わりますので、そのあたりも踏まえながら確認をしてみてください。
商工会議所でPL保険加入
商工会議所経由でPL保険に加入する場合は、まずは商工会議所の会員になる必要があります。
東京商工会議所の場合、加入するための入会金が3000円かかります。
そして、年会費が最低10000円からです。(法人は15000円~)
この金額は、お住まいの地域によって違うので、それぞれの地域にて確認してみてください。
商工会の会員になったことで、PL保険への加入が可能となります。
PL保険の相場的には、
3000円~10000円程度(年)
です。
金額は一律ではなく、売上規模や商工会ごとに違うので、ぜひ相談することをオススメします。
損保代理店でPL保険加入
直接、損保代理店などからPL保険へ加入することも可能です。
商工会経由の場合は保険額の約3割程度割引が効くため、直接、損保代理店で契約すると高く感じると思います。
しかし、商工会に年会費を払っていることを考えれば、それほどの違いはないはずです。
このあたりは、どちらの方法でも構わないと思います。お好きな方を選んでいただいて。
ただ、商工会は他に利用する目的があるのであれば、経由しても良いですが、PL保険のためだけであればわざわざ入会はしなくてもいいかなとは思います。
まとめ
タイトルにもありますが、僕の考えとしては、保険はリスクを最小限に抑えるために必要なものだと思います。
トラブルが起こらないに越したことはないですが、ビジネスをやっていれば多かれ少なかれ、必ず予期せぬトラブルが起きるものです。
そしてそのトラブルに対して、自分の範囲を越えた損害に保険を適応させるできです。
そのことからも、PL保険への加入はリスクを最小限にするためにも必須と言えます。
今まで積み上げてきたものが、一気になくなる、もしくはマイナスになることは十分に考えられます。
そうならないためにも、余裕が出てきたら、ぜひPL保険への加入をするようにしてください。
以上が、輸入におけるPL保険の理解やその必要性についてのお話になります。