【この記事は約 11 分で読めます。】
こんにちは、ハルショーです。
今回は、「インプット」と「アウトプット」について説明をします。
目次
インプット&アウトプット
「インプット」、「アウトプット」という言葉は一度は聞いたことがあると思います。
インプットとは、知識や経験を自分の中に取り組むことで、
例えば、本を読んだり、人と会話をしたり、ネットやSNSで情報を得るなどがあります。
アウトプットは、自分が持ってる知識や経験を外に向けて発信することで、
例えば、話すことや、文章を書くことなど、自分から発信・表現するものはすべてアウトプットです。
ではなぜ、インプットやアウトプットをする必要があるのか?
それは、インプットしてアウトプットすることで、自分の中に取り入れた知識や経験が定着しやすくなるからです。
例えば、ある企画のプレゼンテーションをするときには、その企画についての知識は誰よりもあなたが知らなくてはいけないし理解をしておくべきです。
そのために、今までは知りえなかった知識や経験の膨大な量をインプットする必要があります。
そして、インプットしただけでは忘れてしまうので、アウトプットをして自分の中にしっかりと知識を定着させるというわけですね。
こうして定着した知識や経験というのは、本当の意味でのあなたの知識になっていきます。
たしかに、これだけでもインプットやアウトプットの必要性が感じられます。
しかし僕は、これからの時代において、ただ知識を定着させるためだけのインプットアウトプットではなく、創造性を高めるためのインプットとアウトプットが必要だと考えています。
つまり、インプットとアウトプットを繰り返し行なうことで、オリジナルの方向性が見え、創造性が高まっていくということです。
新しい価値を創造することは、これからの先行きが不透明な時代においては、最大の強みとなります。
誰にも真似できないサービスや商品、自分にしかできない情報発信など。
これらの新しい価値を創造することは今後ビジネスをしていく上で必ず必要になってきます。
誰にでも作ることの出来る商品やサービスは淘汰され、最後には価格競争に巻き込まれます。体力のあるところには敵わないのです。
なので、何度も言いますが僕らが力を入れるべきは、創造性を高めること、以外にありません。
そのために、知識を定着させるためだけではなく、創造性も高めるためのインプットアウトプットのお話をします。
創造性を高めるインプットとアウトプット
あなたはこんなことを思ってはいないでしょうか?
何か特定の分野で成功を収めたいのであれば、その分野のことだけを一生懸命に勉強すればいいと。
起業家であればビジネスの勉強だけ、音楽家になりたいのであれば音楽の勉強だけ、医者であれば医学の勉強だけなど。
たしかに効率性を考えれば、これは真っ当な考えです。しかし、創造性の観点からすれば、半分正解で半分間違いです。
その分野に特化した知識や経験をインプットすることで、ある程度のところまでは誰でもいけます。これに関しては能力の差は関係ないです。一定水準の努力は必要ですが。
でも、皆同じように、同じようなことをインプットしているからこそ、はっきりとした違う何かがないとその中に埋もれてしまいます。
先ほど、分野に限らず誰でも一定水準のところまで行くことが出来ると言いましたが、それはあくまで一定水準止まりなのです。
そこからさらに抜け出すには、努力ではどうすることも出来ない、その人に備わっている天性のようなものが必要になってきます。
そのような天性の力が備わってればいいのですが、僕のような凡人には残念ながらそんな力はありません。
おそらく、僕も含め大部分は凡人のはずです。
ではそんな凡人が勝負していくためにはどうすればいいのか?
そこで必要になってくるのが、創造性です。
あなたにしか生み出すことのできない創造性の高い、オリジナルのものを作る必要があります。
創造性を高めるためには、特定の分野の知識だけではなく、幅広いジャンルの知識をインプットし、そしてアウトプットを循環させることです。
そうすることで知識の定着だけでなく、新しい価値を創造できるようになっていきます。
ここで、創造性についてもう少し詳しく、レオナルド・ダ・ヴィンチを例にお話しましょう。
レオナルド・ダ・ヴィンチが天才たる所似
レオナルド・ダ・ヴィンチは、モナリザや最後の晩餐の画家として有名ですが、それ以外にも音楽、建築、数学、幾何学、解剖学、土木工学などさまざまな分野に業績を残したと言われています。
「万能人」と呼ばれる程の、まさしく天才だったわけですが、
天才的な才能があったからこそ、多くの分野で業績を残せたのか?
それとも多くの分野に精通していたからこそ、天才になりえたのか?
こんなことはわかるはずもありませんが、僕は”多くの分野に精通したからこその天才”だと思います。
そして、「飽くなき探究心」と「尽きることのない独創性」があったからこそ、多くの分野にも精通したのでしょう。
その圧倒的な「飽くなき探究心」があったからこそ多くの分野を知ろうとした。
そして、多くの分野の知識があるからこそ、それを繋ぎ合わせることで、今までになかった新しい価値を創造することができた。
知識が網の目のように広がって、どんなものでも何かにつながっているという感覚。
この感覚を持つことができたとき、ジャンルを融合した創造性の高い”モノ”が生み出されるのだと思います。
多くの人が効率性を重視し、専門分野のインプットとアウトプットしかしないからこそ、ジャンルを越えて繋ぐことができれば、それだけで一歩抜きん出た存在になれます。
僕も情報発信するときはそういう方向性で書いています。
ビジネスのことを書いていても漫画と組み合わせたり、最近の流行と組み合わせたり、日常のことや、歴史と組み合わせてみたり。
ぜひ、一つの分野に捉われるのではなく、もっと抽象度をあげて幅広く物事を見るようにしてみてください。
インプットとアウトプットの方法
次に具体的なインプットとアウトプットの方法についてです。
ジャンルを越えたインプットとアウトプット
特定のジャンルのみのインプットとアウトプットは知識と経験の定着に繋がりますが、ある一定の水準までに達するとその後はなかなか伸びません。
新しい価値を創造するのでのあれば、自分の専門ジャンル以外のこともインプットとアウトプットをしていきましょう。
昨今はこういった組み合わせが、どんな分野でも求められています。
例えば、「もしドラ」が流行ったように、スポーツとビジネスを組み合わせたり、歴史と漫画の組み合わせでだったり、何でも組み合わせることは可能です。
組み合わせ方次第なので、アイディアは無数にあります。
なので、創造性を高めていくためには、ジャンルを超えたインプットとアウトプットをやるように意識しましょう。
インプットとアウトプットを「繋げる」
インプットとアウトプットをやる際に重要なのが、「繋げる」という感覚です。
インプットは、自分の中に知識や経験を取り入れることですが、取り入れたものはアウトプットしない限り、自分には定着していきません。
インプットしたものはアウトプットして初めて力を発揮します。
何でもいいです、人に話すでも、文章を書くでも、作品にするでも。
そして、アウトプットを習慣化していくと、自然とインプットの質が高まってきます。
これはアウトプットを習慣化しているので、「どうやってアウトプットすればいいか」を常に考えながら、インプットするからです。
インプットしている状態というのは、おそらくあなたが思っている以上に知識や情報がバラバラなはずです。
それをアウトプットすることにより、バラバラな知識や情報を体系だった形にして論理的に外に出す必要があるために整理することができるのです。
だから、逆に言えば、インプットだけをしている状態は、バラバラとした知識や情報をバラバラとしたまま自分の中に取り入れるので、結果的にあやふやなまま定着せずに終わってしまうことになります。
大事なのは、この一見バラバラに見えるもの同士を繫げて、アウトプットすることです。
インプットの具体的な方法
インプットの形は日常のいたるところですることができます。
普段は意識してないかもしれませんが、通勤時間帯の人たちを観察するのもありですし、電車の宙吊り広告からも得られるものがあるはずです。
もちろん、読書や映画、漫画からもたくさんの知識や情報が得ることができます。
我々の日常すべてから得られるものはたくさんあるので、それを見つけるために意識的にインプットするようにしてください。
特にジャンルを越えて繋げるためにはより意識的にインプットを行なう必要があります。
そして、「勉強になったこと」や「面白かったこと」、「気になったこと」メモを取るようにしましょう。
これもアウトプットになるので、記憶を定着させ、創造性を高めるためには良い方法です。
ジャンルを越えてインプットしたことをアウトプットに繋げる。そしてまたインプットしてアウトプットに繫げていく。
この繰り返しをしていくことで、創造性が高まり、自分にしか見えない繋がりが見えてくるようになります。
そして新しい価値を創造することができるようになります。
ぜひあなたもこれからの人生、新しい価値を創造していってください。