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こんにちは、ハルショーです。


今回は、輸入ビジネスで収入を得た場合に、税金は納めるべきなのかについてお話をします。


輸入ビジネスで収入を得た場合、税金は納めるべき?


日本の法律では、何かしらの形で収入を得た場合にその得た金額によっては、『納税』をする必要があると定められています。


そしてこれはもちろん、輸入ビジネスで収入を得た場合においても例外ではありません。


つまり、結論としては、輸入ビジネスで収入を得ている場合、

『その収入額によっては、しっかりとした税金を納めなければならない』

ということになります。


納税をする必要があるにも関わらずそれを怠ると、立派な『脱税』になってしまうので、そのあたりの知識はしっかりと身に付けていくようにしましょう。


輸入ビジネスで収入を得た際の『税金』について


先ほども申し上げたように、輸入ビジネスで利益を得ているのであれば、その『金額次第』では税務署に税金を納める必要があります。


税金と一言で言っても、厳密には『所得税』と『住民税』の2種類を納める必要があるのですが、ここではそれらをひとまとめにして『税金』と言わせてもらいます。


では、具体的にどれくらいの収入を得ている場合に税金を納める必要が出てくるのかというと、


●輸入ビジネス以外の収入がない人(輸入ビジネスが本業)
⇒ 年間の収入が103万円以上であれば納税の義務

●輸入ビジネスの他に本業があり、本業からも収入がある人(輸入ビジネスが副業)
⇒ 年間の収入が20万円以上であれば納税の義務


というようになります。


つまり、税金を納めるか否かの基準となる収入源は、輸入ビジネスを『本業』で行っているか、『副業』で行っているかで変わってくるということです。


本業として輸入ビジネスに取り組んでいるのであれば、その収入が年間で103万円を超えたら税金を支払う必要がありますし、輸入ビジネスが副業だとしたら、その収入が年間に20万円を超えると、税金の支払い義務が生じます。


ちなみに、この『収入』というのは、利益から計算されるものであり、


『売上げ(実際の入金額)』 - 『経費(仕入れなどの費用)』


という計算で残った金額が『収入』となります。


実際にあなたの口座に入金された売上金額から、仕入れなどに掛かった費用を差し引き、その残った金額次第で税金を納める必要があるかどうか決まってくるわけですね。


この『経費』というのは、仕入れに支払った費用はもちろんですが、発送の際に負担した送料や、商品を送る際の梱包材の購入に支払った費用なども含まれます。


また、『開業届』を出して個人事業主になったり、法人化して会社としてビジネスを行うことで、仕入れ費用だけでなく、『家賃』や『携帯代』なども経費として計上できるようになってくるので、より大きな節税効果が望めます。


ですので、輸入ビジネスに本腰を入れて行っていく場合に、個人事業主の届け出や法人化も視野に入れておくと良いでしょう。


税金の支払い時期と支払い方について


次にここからは、税金をいつどうやって支払うのかという事についてお話をします。


まず、支払いに先立って、確定申告というものをする必要があります。


確定申告とは、その年の収入を申告する手続きのことですね。


その年に得た収入を、その翌年の2月16日~3月15日(年によって変わる場合もある)の間に税務署に対して申告するわけです。


そしてその後、確定申告で申告した収入によって納税額が決まりますから、あとはそれによって決まった納税額を、3月15日までに税務署に支払うということだけです。


その支払い日もその年によって若干変わることもありますが、28年度は3月15日でした。


確定申告の期間に関しては、以下の国税庁の公式HPから確認可能です。




確定申告の具体的なやり方ですが、実際に税務署に行けば署員の方が丁寧に教えてくれるので、分からなければ聞くのが確実です。


とはいえ、そこまで難しいものではないので、安心してください。



ちなみに納税の金額ですが、所得(収入)の額によって税率が変わってくるものであり、ここでは詳細は省きますが、収入のおおよそ10%~20%程度の金額を納めるものとお考え下さい。


例えば、輸入ビジネスを副業でやっていて、1年で20万円の収入を得た場合、おおよそ2万円程の納税額になります。


なお、納税の必要があるにも関わらず、それを放棄すると『脱税』になってしまいますので、納税するだけの金額を稼いでいるのであれば必ず納税するようにしましょう。


なかには収入の申告をせず、税金を納めていない人もいるみたいですが、税務署はそのような脱税行為を常に調査していますので、未納がバレると過去に遡ってその未納分をすべて徴収されてしまいます。


しかもそのような場合、『延滞税』も加算されて徴収されるのでくれぐれも税金はしっかりと払うようにしてください。



以上が、輸入ビジネスで収入を得た場合に、税金は納めるべきなのかについてのお話になります。