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こんにちは、ハルショーです。
物販をしていく上で、数字の管理(キャッシュフロー)はとても重要です。
そしてこれは物販に限らず、どんなビジネスにおいても、
結局はキャッシュフローが重要性で、そこを間違えると、
どんなにビジネスが上手くいっていても、黒字倒産みたいなことにもなり得ます。
このあたりの重要性については、ビジネスを長く続けていれば、実感として身に付くことだと思いますが、始めたばかりの人にはなかなかイメージのしにくいことでもあると思います。
ビジネスは面白くて、実際には
赤字でもお金が回っていれば長く経営はできる。
黒字でもお金が回らなければ倒産してしまう。
など、なかなか想像つかないようなことも起こります。
そこで今回は、物販における数字の管理(キャッシュフロー)と在庫についての考え方についてお話をします。
物販においてのキャッシュフロー
物販でのお金の流れは単純で、
お金を使って仕入れる ⇒ 商品を売る ⇒ お金が入る
という流れを経由するのは間違いがないことで、どうやっても『お金の増減』が発生します。
規模が小さいうちはまだいいですが、自己資金に近い規模や、自己資金を超えて取引をするようになると、この『お金の増減』をコントロールすることが、何よりも重要になってきます。
物販では有在庫販売が基本になるので、特にキャッシュフローに対する重要性は高まってきます。
キャッシュフローの心配のないビジネスを構築していくことも可能ですが、そのようなビジネスはなかなか難しく、また時間的リスクも高いので、そこで成功を収めるのは難しいです。
なので、基本的には『キャッシュフロー』を考えるべきビジネスをやっていくことは、必然的なことだと言えます。
そして、ビジネスで成功するためには、キャッシュフローについて正しい理解をしないといけません。
この理解がないと、
●漠然とした不安に押し潰されてしまう
●焦りから間違った判断をしてしまう
●気付かないうちに資金がショートしてしまう
●経費の使い方を間違えてしまう
このようなトラブルになってしまう可能性があります。
これは全て実際に起こり得るケースです。
ですが、ここでお話しするキャッシュフローについての知識を持つことで、そんな心配をする必要がなくなります。
(決して専門的なお話をするわけではないので、ご安心を)
大事なのは、
『数字をしっかりと見る意識を持つ』
『数字を元にして判断する』
この2つのことです。
これらの“意識付け”をすることができればそう間違えることはありません。
逆にそれができていなければ、先ほど挙げた部分で躓いてしまう可能性があります。
何度も言いますが、
『数字をしっかりと見る意識を持つ』
『数字を元にして判断する』
このことについては必ず意識するようにしてください。
初心者の時のキャッシュフロー
特に、キャッシュフローに関して一番躓きやすいのは、物販を始めて間もない頃です。
まだ経験が浅いため、お金の流れが理解できないことと、そもそもキャッシュフローが悪い時期なのがその理由です。
物販に関しては、最初に仕入れからスタートします。
そして、特に輸入の場合、何もしなくても仕入れから販売するまでに約2週間ほどのタイムラグが発生するので、仕入れた月に商品が全部売れた、ということにはまずなりません。
個人差はありますが、仕入れた月の翌々月末に、その月の仕入れ値が回収できていれば良い数字です。
よって、お金の流れが2~3ヶ月スパンで動いているわけです。
そんな中、少しずつでも仕入れ値を毎月上げていけば、当然資金は減っていきます。
売れている商品を見ると、利益は出ているけど、なぜかお金が増えていない、このようなことは往々にしてあるはずです。
ですがこれを『なぜか』で片付けてはダメで、そうなる原因を見つけるようにしてください。
そしてこの状態のときに一番やってはいけないのは、
『深く原因を考えることもせず、ダメだと思い仕入れをやめてしまう』
ということです。
商品のクオリティが良く、仕入れに問題がないのに、お金の動きがマイナスになっている。
こんな場合に、キャッシュフローがマイナスになっているから仕入れをやめようと判断をしてはダメなのです。
その状態って言うのは、飲食店で言えば、
500万円かけてオープンして、1ヶ月目で利益が100万円だったとした場合。この時点ではまだ400万円が投資額として残っています。
ここで、キャッシュフローがマイナスになっているから、店を閉めようとは考えないはずです。
なぜかというと、数字の流れがわかりやすいから。
しかし、個人物販の場合、それよりも少しお金の流れが分かりづらいので、そのような判断をしてしまうのかもしれません。
本当は良い状態なのに、キャッシュフローの流れが読めないばかりに物販自体を諦めてしまう、そのようなもったいないことにならないようにしてください。
在庫を資産として捉える
経理上、在庫は『資産』という扱いになります。
『負債』ではなく『資産』なのです。
最初に100万円持っていて、その100万円を仕入れに使った。
その後、商品が売れ、50万円が返ってきた。
条件として、利益が出ないとしてすれば、
50万円の現金と50万円の在庫(資産)
その後、商品が売れ、50万円が返ってきた。
条件として、利益が出ないとしてすれば、
50万円の現金と50万円の在庫(資産)
という状態になります。
そして、50万円の価値のある在庫は、時間が経てば50万円の現金になります。
当たりまえの話なのですが、実際に在庫を抱えてしまうと、『50万円損している』と思ってしまうことがあるわけです。
つまり、在庫を負債として捉えている状態です。
もちろん、在庫している商品の状態(不良在庫)によって、その見方も間違ってはいませんが、優良在庫なのであれば、しっかと『資産』として捉えるべきです。
そうでなければ、ビジネスとして正しい判断ができなくなります。
この判断が正しくできていないと、
●目標をどのように設定すべきか
●お金はどれくらい使えるのか
●このままビジネスを続けていいのか
などの判断ができなくなってしまう、または間違えた判断をしてしまうことになります。
物販は常にお金とモノとが入れ替わるビジネスです。
そして、これは仕方のないことですが、人はどうしても『お金』を大きく見てしまいます。
見るなと言っても見てしまうのが『お金』なので、それを避けるために『数字』として、ビジネスを捉える必要があります。
そんなに難しいことではなく、その『意識』があるかどうかだけです。
お金と在庫の関係を正しく見ることができるようになると、かなりキャッシュフローが分かりやすく認識できるようになります。
キャッシュフローの理解が、成功への近道
ここまでは物販のキャッシュフローについて書きましたが、お金を投資するところは仕入れだけではないと思います。
設備投資もそうだし、広告費や人件費もそうです。
そして、自分への投資も必要になってきます。
その中でも、物販のキャッシュフローは比較的分かりやすい部類です。
お金が商品になって、またお金になる
このような単純な流れなので、すごく分かりやすいですね。
物販のように単純じゃなく、もっと抽象的な投資の方が、その流れを見極めるのが困難になります。
例えば、アルバイトを雇って時給の支払いをする。
その時間あたり、どれだけ仕事をしてくれるかはもちろん、
その後のプラスアルファの分も考慮して人件費を払う。
このように単純に数字では計れない難しい側面があります。
また、設備投資などにしても、事務所を借りて、仕事環境を変える。
でも実際にそれによってどの程度の利益が伸びたかははっきりと数字にできません。
このようなことからも、物販におけるキャッシュフローはコントロールが簡単です。
そして同時に、物販のキャッシュフローのような分かりやすいものから始めて経験を積んでいけば、そのうちに仕入れ以外の要素においてもキャッシュフローを考慮した判断ができるようになります。
まとめ
何度も繰り返しますが、ビジネスをする上でキャッシュフローへの理解は避けて通れないものです。
そして、物販のキャッシュフローに関しては、お金が商品になって、またお金になるという流れがあるのでわかりやすいと思います。
初心者のうちは、どうしても目先のお金に捉われがちで、キャッシュフローの重要性をあまり感じないかもしれません。
しかし、
『数字をしっかりと見る意識を持つ』
『数字を元にして判断する』
この意識を持ち続けることが、ビジネスで成功するためには重要なことです。
ぜひ、面倒臭がらず、ビジネスの成功のためと自分に言い聞かせて、少しの意識を心掛けてみてください。
以上が、物販における数字の管理(キャッシュフロー)と在庫についての考え方についてのお話になります。