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こんにちは、ハルショーです。
今回は、アンカリング効果について説明します。
アンカリング効果は普段の生活において頻繁に見かけるものであり、ビジネスをする上ではとても重要になるマーケティング手法なので、この機会にぜひ覚えていってください。
アンカリングとは?
まずアンカリングとは、碇(いかり)をおろすという意味です
船では碇を下ろして船を固定します。
当然のことながら、碇を下ろすと船はロープの範囲内でしか動けなくなってしまいます。
このことからマーケティングの世界では、最初に何か数字や情報が提示された場合にその提示された数字や情報が碇(アンカー)となり、無意識のうちにその数字や情報に意思決定が影響を受けてしまう効果のことを言います。
人間の判断基準は相手に情報を提示されるだけで、無意識にそれに引きづられてしまうのです。
ここで例を挙げてみましょう。
実店舗やネットショップを含め、販売価格の他に「参考価格」とか「希望小売価格」というものを見たことがあると思います。
アマゾンのサイトを見てもらえばわかりますが、まず定価の価格が表示されて、その下に値引きされた金額があるはずです。
この商品は「○○%OFF」みたいなことも書かれています。
定価よりも安くなっていたりすると、とてもお買い得な気持ちになります。
ここで先ほどのアンカーの役割になっているのが、定価で表示してある価格です。
実際、定価の価格は僕たちにとっては関係の無い話ですが、定価という基準(アンカー)があることにより、その価格に僕たちは引き寄せられ、お得かどうかはっきりとはわからない「○○%OFF」という言葉に魅力を感じてしまうのです。
僕たちは本来自分に何も影響を及ぼすはずのない数値に、「安い!」と思い込まされているのです。
結局これはアンカリング効果により、アンカーとなる基準をずらされてしまったことで、お得感を演出しています。
今では当たり前のように、実店舗、ネットショップ問わず行なわれているマーケティング手法なので、ぜひ活用するようにしてください。
アンカリング効果のネットビジネスにおける活用法
アンカリング効果をネットビジネスのマーケティングに活かす場合は、リアルビジネスと同じで価格の改定が一般的となります。
「今回紹介するノウハウは、私が今までのアフィリエイトでの経験をもとに作成したものであり、そこまで掛かった時間や費用等を考えると30万円の価値はあると思います。しかし、今回このノウハウを販売する目的は一人でも多くの方に稼げるようになって欲しいので、先着30名様までは1万円でご提供させていただきます。」
30万円という価格がアンカーとなり、1万円を相対的に安く見せています。
最初から1万円と言われれば、そこまでの安さは感じませんが、先に30万円と言う基準(アンカー)があるため、1万円という価格がとても魅力的になってくるのです。
アンカリング効果は人間の心理を利用した、とても有効なマーケティング手法となりますが、極端にやりすぎると逆に胡散臭くなってしまうので、その点は注意が必要です。
以上が、アンカリング効果の説明になります。